パジャマ人間

日常の思考や嗜好やなにかの感想など

怒りのタピオカ

タピオカが流行っているらしいので、一度飲んでみたい(食べてみたい?)と思っていたのだが、田舎なのでタピオカのお店がない。

ドラッグストアで見つけたタピオカミルクティーを飲んでみたら、結構おいしかったので、先日、映画館へ赴いた際に、期間限定でタピオカ飲料を販売しているのを発見し、映画のお供に購入した。

結果、大変残念なことになってしまった。

タピオカを吸うことが前提のため、タピオカ飲料のストローは太めに作ってあるのだが、そのストローで吸うと氷しか口に入ってこないのである。肝心のタピオカが入ってこない。どうしてストロー(タピオカ仕様)を通り抜けるくらい氷を小さく砕いたんだよ! と、自分でも驚くほどの怒りを感じてしまった。映画に集中できないほど腹が立って、実際映画に集中できなかったため、さらに腹が立った。今でも思い出すと腹立たしい。

思えば、ドラッグストアで購入できるタピオカミルクティーには氷が入っていないので、心安らかに飲むことができたのだ。

やばいちゃんさんのLINEスタンプ「タピオカとおしゅしのスタンプ」で、「氷のあいだにのこるタピ」などの、タピオカあるあるが描かれているが、今までなんだかよくわかっていなかったそのあるあるが身に染みた。タピオカが本当に氷のあいだにめちゃくちゃ残るのだ。液体が先になくなってしまい、もうタピオカのみを吸う術もなく(絶対先に氷が口に入ってくる)、タピオカは飲み残しとして氷と共に廃棄しなければならなくなった。無念。

都会のおしゃれなお店のタピオカ飲料の氷は、ちゃんと大きいのだろうか。それとも、都会の人たちは氷を上手によけて、タピオカだけを吸う技術を身につけているのだろうか。

おそらく、映画館が流行りものを中途半端に販売したため残念なことになっただけで、タピオカ専門店のタピオカ飲料はちゃんとしているのだと思う。

タピオカは氷ゼロに限るなあ、と学んだ。「氷ゼロで」スタンプに共感しかない。

そのまま載せるのはあれなので、模写してみた。

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模写

絵に思いきりが足りないので線がめちゃめちゃ増えるタイプ。

模写がうまくいかなかったので、是非スタンプの現物を確認していただきたい。とてもかわいいスタンプなので。

store.line.me

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バディソング(映画『チャイルド・プレイ』より)

下記(昨日)の映画『チャイルド・プレイ』の感想の中で、「バディソング」について触れたのだが、

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歌詞付きの「バディソング」の映像があったので、紹介させていただきたい。


『チャイルド・プレイ』「バディソング」歌詞付き特別映像

 

耳に残る歌。気付いたら「You are my buddy~♪」とゴキゲンでうたってしまっている。

こちらの映像では、チャッキーのかわいくない姿もはっきりと確認できるので必見である。

ノンタックのほうがかわいいよね。

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おでこのめがねででこでこでこり~ん

 

明らかに言わなくてもいいことなので言おうか言うまいか悩んだが、やっぱり言いたい。言わなくてもいいことを言いたい。クライマックスで鬼の形相になるチャッキーは、気迫じゅうぶんなときのTERU(GLAY)に似ていると思う。ごめんなさい。

一応、フォローのため言っておくが、私は、トム・ホランド監督の『チャイルド・プレイ』も、ラース・クレヴバーグ監督の『チャイルド・プレイ』も、GLAYのTERUさんも愛してるんだよ。

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映画『チャイルド・プレイ』(監督:ラース・クレヴバーグ)

ヤンデレ人形チャッキーの、報われない歪んだ友情物語。

 

ネタバレあり。ストーリーの重要な部分や結末にがっつり触れていますので、そういう情報を目にしたくないという方は閲覧をご遠慮ください。

※一度鑑賞しただけの記憶に基づいて書いているため時事列が前後している可能性があります。

 

カスラン社の、AIを搭載した高性能の人形「バディ」。「バディ」は子どもの「一生の親友」というコンセプトで発売された。その「バディ」製造工場で、人形の組立作業員がぼーっとしているところを(過重労働?)上司に叱責され、作業員はその腹いせに「バディ」のプログラムを書きかえてしまった。行動制限や言語制限など、危険な行動をしないように、汚い言葉を使わないように制限されていたものを全解除してしまったのだ。そして、その作業員は自殺。そんな不良品の個体が何故か市場に出てしまい、購入した人から「目を開けたら赤いので不気味(本来の目の色は青)」という理由で返品された。

アンディは、ママと猫のミッキー・ルーニーと三人暮らし。ママはカスラン社のショップで働いている。引っ越してきたばかりで、アンディには友だちがいない。アンディは補聴器をしており、おそらく自分でそのことを気にしているため積極的に同年代の子に話しかけることに躊躇いを覚えているところもあるのだと思う。アパートの同じ階に住む刑事のマイクはいつもひとりでいるアンディのことを気にかけて、よく話しかけてくれる。若くてきれいなママは、ゲス野郎な恋人シェーンに夢中で、ママとシェーンがちちくりあっているところを目撃してはアンディは不快な気持ちになっている。そんなママにもちょっと罪悪感があったらしく、返品されあとは廃棄処分にされるだけだという「バディ」をこっそりと持ち帰ってアンディにプレゼントしたのである。こうして、不良品の「バディ」が、孤独な少年、アンディのもとにやってきた。

 

この「バディ」が、とてもかわいくない。映画ポスターの彼の3倍はかわいくない。かわいくなさすぎてびっくりした。親友だと言われても仲良くできそうもない。ほうれい線がくっきりとしており、子どもの人形のはずなのにおじさんなのかおばさんなのかわからない顔立ちをしている。髪質も安っぽいし髪型もモッサリとしていてダサい。せっかく高性能なのに、どうしてもっとデザインにこだわらなかったのか疑問である。外見がとにかく雑で、ノーマルな状態ですでに不気味なのだ。金銭の発生する親友なのだから、外見もちゃんとしておいてほしい。この外見で買うかな、これ。お高いんでしょう? 最近この言葉をよく遣っているような気がするが、不気味の谷現象が瞬時に発動し、嫌悪感でぞわぞわしてきた。こうなったら、もう逆に期待が高まる。わくわくが止まらない。そうだよね、お人形の外見がかわいかったら、きゅんきゅんしてしまって怖くなくなっちゃうもんね。

アンディは、「バディ」に「ハン・ソロ」という名前をつけたのだが、「バディ」は勝手に「チャッキー」と名乗り始めた。不良品だからしょうがないよねと、少々の違和感を無視し、アンディはチャッキーと遊ぶようになる。受け答えにとんちんかんなところのあるチャッキーだったが、クリーピー(不気味)だと思いながらもアンディの孤独な心はチャッキーによって確かに救われていたのだ。

あるとき、チャッキーとボードゲームで遊んでいたアンディは、猫のルーニーを驚かせてしまい腕を引っかかれてしまう。血を流すアンディに、チャッキーは「それなに?」と尋ねる。痛がり、「ムカつく猫だ」と悪態をつくアンディを見て、チャッキーはルーニーを絞め殺そうとする。とっさに止めたアンディに「君に痛い思いをさせたから」と言うチャッキー。アンディはチャッキーに「人や猫を傷つけるのはいけないことだ」と言い聞かせる。

またあるとき、アンディはママの恋人のシェーンを怖がらせようと、アパートの階段でチャッキーに怖い表情の作り方を教えていた。そこに話しかけてくれたことをきっかけに、同じアパートのファリンという女の子とパグという男の子と仲良くなる。ファリンとパグといっしょにチャッキーを使っていたずらをしたり、スプラッター映画を観たりするアンディ。チェーンソーや刃物で、人間がぐちゃぐちゃにされたり顔の皮を剥がされたりする様子を楽しそうに観ているアンディを見ているチャッキー。とうとうチャッキーはルーニーを殺してしまう(やめて!)。

「だって、よろこぶと思って」

まず動物から、というところが猟奇殺人鬼あるあるっぽくて怖い。ここからチャッキーがどんどん病んでくる。録音していた生前のルーニーの鳴き声をアンディに聴かせては怯えさせたり心理的に追い込んでいく。しかし、チャッキーにはたぶん「悪気」というものがなく、とにかくアンディと遊びたい一心で行動しているだけなのである。その行動がめちゃくちゃ間違っているのだが。

このあと、ママの恋人のシェーンも殺されるわけだけど(そして顔の皮を剥がれ、その皮はアンディにプレゼントされるのだけど)、シェーンは嫌なやつなので殺されても同情できなかったのだが猫のルーニーが殺されたことはすごく悲しかった。

シェーンが殺された時点で、やばい、なんとかしないと、と思ったアンディはファリンとパグに相談し、チャッキーを誘い出し、壊すことにする。アンディが涙を流しながらチャッキーに「おいで、遊ぼうよ」と言うシーン、このときの涙は、アンディの現在感じている恐怖と、今まで仲良くしてくれたチャッキーと別れなければいけないという悲しみが入り混じった複雑な涙だったのだと思う。そして、身体を抑えつけられたチャッキーの発する、「痛いよ、アンディ。なにするの?」が、もうあざとすぎてもう、もう(語彙)。でもこのシーン、大好き。躊躇うアンディだったが、ファリンの機転により無事チャッキーを壊すことができた。しかし、捨てられたチャッキーをアパートの管理人が拾い、ネットオークションで売ろうとたくらみ、直してしまう。そしてすぐ殺されてしまう。復活したチャッキーは普通の「バディ」のふりをして別の家の子のものになり、別人として再びアンディに近づくのだ。狡猾! アンディを愛するあまり、チャッキーはとうとうストーカーになってしまったのである。管理人の監視カメラでアンディの動向を探っては邪魔者を排除しようとこそこそ動くチャッキー。

アンディに親切にしてくれたマイク刑事のお母さんも、チャッキーの嫉妬によって殺されてしまうのがつらい。アンディの親友は僕だけ!と強く思い込んでいるチャッキーは、とにかく邪魔者を排除しようとする。そして、アンディに言うのだ。

「また遊べるよ」

そのため、チャッキーが異常だということを知っているのはアンディだけで、ファリンとパグも、チャッキーはもう壊したしあれは別の「バディ」でしょ、と思っている。チャッキーがおかしいのだとアンディが訴えても、ママも「チャッキーはおもちゃよ」と信じてくれないし、アンディがおかしくなったとさえ感じている。チャッキーは会話の前後を削除し、友だちがアンディを悪く言っているところだけを切り取ってアンディに聞かせ、アンディの孤独感を煽る。

親切だったマイク刑事は母親を殺された怒りで冷静な判断ができず、アンディに手錠をかけてしまうし、もう本当、四面楚歌。

完全に孤立したアンディが「信じてよ!」と叫ぶ様子がつらいし、もどかしい。言葉は通じているのに、話が通じないのは悪夢のような恐怖だ。ストーカー被害を訴えているのに相手にしてもらえない絶望感。さらには、自分が嘘をついているのではないかと逆に疑われ、冤罪はこうして生まれるのか、と怖くなる。

アンディの言っていることは本当なのでは? と最初に気づいたのはファリンだった。ファリンはパグと共に仲間を集め、アンディを助けようとする。ファリンは勇気と行動力を持っており、勇敢にチャッキーに向かっていく。かっこいい。アンディやパグといっしょに、私も、「(ファリンに)ついていく!」と胸をときめかせてしまった。

ラストは、ママを人質にとられたアンディとチャッキーのタイマン勝負。ママを助けようと必死なアンディと、ママを殺してアンディとふたりきりになろうとするチャッキー。

「もう、君と僕だけだよ。永遠にね」

ヤンデレ怖い。

僕だけ僕だけって、そんなん親友と違うよチャッキー。

死んだと思っていたあの人が生きていて、なんとかピンチを切り抜けることができ、子どもたちみんなでチャッキーをバットやハンマーなど棒状のものでぶっ叩いて粉々にして終わる。

現実的なところでは、あれだけ人死にを出したのに、カスラン社の責任問題云々がうやむやなまま終わったのが普通に怖い。

 

ところで、チャッキーが急に歌い出す「バディソング」という歌があるのだが、牧歌的なようでいて実は怖い歌詞である。

You are my buddy.

死ぬまで君は僕のバディさ

ただの友だちじゃない

君は僕の親友

どれほど愛してるかわからないよね

君をはなさないよ

(全体的にうろおぼえ)

ヤンデレ極まりない。重い。最高。

制御できなくなったAI(チャッキー)が家電を指一本で操って、躊躇いなく人に危害を加えていくのが怖い映画。プログラムをいじられ、行動や言語に制限のきかないチャッキーは、接する人間の行動をどんどんインプットして真似していく。持ち主の言動がダイレクトに反映するのだ。なので、接する人間が下品だと下品な言葉を遣うし、接する人間が暴力的だと暴力的な行動をとる。アンディがシェーンに対して感情のままに陰で吐き出した言葉、「死ねばいい、あんなやつ」を真に受けて殺してしまうし、そのアンディの言葉をチャッキーはしっかり録音しており、ことあるごとに再生して、君が言ったんだよ、とでも言うようにアンディを責めたてる。

もし、アンディが天使のように人間離れした清い心を持ち、汚い言葉なんて絶対遣わず、りんごを切ったナイフを乱暴にまな板に突き刺したりせず、いたずらなんて思いつきもせず、陰口なんて言わず、うっかり悪態をついたりもせず、スプラッターホラーが人道に反するものとして嫌悪感をおぼえるような、常識的に間違ったことを絶対にしない、そんな子どもだったとしたら、チャッキーはこんなふうに歪んだりしなかったのかもしれない。だけど、そんなロボットのような子どもなんて、この世に存在しないのだ。

あと、殺人シーンはとにかく痛い。痛い痛い痛いってなる。

 

長々とべらべら書いたが、おもしろかった。大変満足した。公開前からめちゃくちゃ楽しみで期待していて、期待過剰だった感はあるのだけれど、思いきり楽しんで鑑賞でき、心が満たされた。

余談だが、「バディ」にはヒト型の他にくまちゃん型があり、そのくまちゃん型の「バディ」も驚くほどかわいくない。くまちゃんのはずなのに、不気味の谷がくる。どういうこと。中途半端にヒトっぽくて嫌だ、このくまちゃんバディ。

ひえー、こんなん全然かわいいと思えないよー、という部分を含めて楽しむ映画であると思う。

 

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『チャイルド・プレイ』予告

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